はじめに ~トラブルからトラブルへ~では、疑問符だけ知っていれば旅はなんとかなるというニュアンスの発言をしました。これはウソのようでホントの話です。何をしたいのかを相手に伝える事ができれば、後は自然となんとかなるものです。
しかし、何を言いたいのかを伝える事すらできなければ、あなたは身振り手振りのジェスチャーを使って体全体で表現するしかなくなります。原始人じゃないんだから、できればそんな恥ずかしい事は避けたいところですね。そうならないためにもまずは、以下で紹介する基本フレーズを覚えてしまいましょう。
まず、これさえ覚えておけばなんとかなる!と言っても過言ではないフレーズから。
日本語の「~したい」「~が欲しい」にあたる I'd like to~ 構文です。I'd とは、I would
を省略した形で、would like to~で「~したい」というひとつの熟語になります。
誰もが知っている want to + 動詞 も「~したい」と同じ意味になりますが、I'd like to~の方がより丁寧な表現になります。海外旅行で会う人のほとんどは初対面のはずなので、I'd like to~のほうが好ましい表現と言えるでしょう。以下、例文です。
どうですか?とても簡単ですね。I'd like の後にあなたが希望する動詞、もしくは名詞を持って来れば、あなたが言いたいことは確実に相手に伝わります。
日本語は様々な表現方法があるだけに、ついつい、自分のやりたいことを遠まわしに言ってしまう癖があります。しかし、遠まわしな表現は外国では嫌われます。特に外国人はせっかちな傾向があるので、相手に嫌われないためにも自分の伝えたいことは I'd like で単刀直入に伝えてあげましょう。
I'd like を使えば、その先を言わずとも「ああ、この人はなにかをしたいんだな」と思ってくれます。こんなに便利なフレーズはありませんね♪
覚えておきたい必須フレーズ(2) では、今回と同じく、なにかをしたい時や欲しい時に使う構文で、「なにかがしたいんだけどしてもいいのかな?」という場合に許可を求める構文について説明していきます。