覚えておきたい必須フレーズ(1) では、「~したい」「~が欲しい」事を伝える I'd like to~構文について説明しました。ここでは、同じくなにかを希望する構文で、「~してもいいですか?」「~できますか?」「~をもらえますか?」などと相手に許可を求める疑問符について説明していきます。
ここで紹介する構文は、以下のふたつ。
May I~構文は相手に対して「~してもいいですか?」と許可を求める構文、Can I ~ も 可能性のニュアンスを含ませて「~できますか?」と相手に許可を求める構文です。
May I~は、かしこまって丁寧に言う場合に用います。基本的には、目上の人や初対面の人に対して使い、目下の人や子供に対してはあまり使われません。どちらかというと、May I ~のかしこまった表現よりも Can I~のくだけた表現の方がよく使われています。TPOをわきまえながら、使い分けるようにするといいでしょう。以下、例文です。
Can I have~ は、なにかが欲しい時に頻繁に用いる必須フレーズです。このまま熟語として覚えてしまいましょう。また、Can I ~構文の最後に please を付け加えるとより丁寧な表現になります。
さらに丁寧に言いたい場合は、Could I~構文を用います。Could は can の過去形ですが、ここでは過去形の意味はなく、can よりも丁寧で控えめな気持ちを伝える事ができます。日本語で言うと「~していただけますか?」という意味合いになります。
許可の構文、理解していただけたでしょうか?今回は、Can I~ や May I~ Could I~のように自分が主語となって「私が~してもいいですか?」という意味の構文でしたが、次回では同じ許可でも主語が you になる疑問符について説明していきます。