旅行中に頼み事をする場合は、ほとんどが初対面の人です。相手に気持ちよく引き受けてもらうためにも、丁寧な表現で依頼することを心掛けましょう。
「覚えておきたい必須フレーズ(3)」でも少し説明しましたが、日本語の「~していただけますか?」は、Could you~ と Would you~ が頻繁に使われます。どちらも同じような意味を含んでいますが、Could you の方は、「~できますか?」という可能性を尋ねる含みを持っています。
Would you ~ や Could you ~の後に please を付け加えるとより丁寧な表現になります。
Would you~ や Could you~ 以外にも、もっと簡単なフレーズとして「単語+please」で依頼する方法があります。複数の単語をいくつも並べるよりも「単語+please 」で大体の意味は通じてしまうことがほとんどです。超簡単基本フレーズなので是非とも利用しましょう。
許可を求める時の疑問符として May I ~?(~してもいいですか) と Can I ~?(~できますか?) から始まる表現を多用します。
へりくだってお願いしている感じの場合は May I~?、可能性を含んだニュアンスで許可を求める場合は Can I~? を使います。ネイティブの会話では、かしこまった May I~? よりも、くだけた感じの Can I ~? の方がよく使われています。
なにをしようとしているのか相手にすぐにわかる場合は、May I?や Can I? 単独だけでも通じることがあります。
なにかを希望したい時には、上記で説明した May I ~ や Can I ~の他にも「~したい」にあたる I'd like + 名詞 や I'd like to ~という便利なフレーズがあります。詳しくは、「覚えておきたい必須フレーズ(1)」でも説明しましたので参照してください。
want や prefer なども希望を簡単に伝える際に役立ちます。want + 名詞、prefer + 名詞 の他にも want to + 動詞、prefer to + 動詞などもよく使います。
なにがしたいのかが伝わらないと、What do you want? (なにがしたいんだ?)と単刀直入に問われる事が少なくありません。その際は、日本的な感覚を捨てて I want ~とはっきりとなにがしたいのか、何が欲しいのかをきちんと伝えるようにしましょう。